10.08.11 [グリーンエネルギー拡大の取組紹介]
「新エネルギー世界展示会レポートvol.1」新エネルギーの最新情報が一堂に集結
「第5回 新エネルギー世界展示会」レポート 第1回目
2010年6月30日(水)から7月2日(金)まで、パシフィコ横浜で「第5回 新エネルギー世界展示会」が開催されました。会場には太陽光発電に関する総合イベント「PVJapan2010」も併設され、来場者は3日間で4万人を超えました。
企業・大学・政府など多様な主体が出展
新エネルギー世界展示会の主催者は、化石燃料からクリーンエネルギーへの転換を目指して活動している「再生可能エネルギー協議会」です※1。展示会の名前にもある「新エネルギー」とは、国の法律で定められた特定の再生可能エネルギーのこと。実用段階に達しているけれど、経済性が理由で普及が十分でない石油代替エネルギーであることが条件で、現在10種が指定されています※2。
新エネルギーは国が補助制度※3を設け積極的に支援しているため、展示会には政府、財団、企業、大学や研究機関など、さまざまな主体が全国から集まりました。ブース数は計87で、ドイツ、イタリア、英国、オーストラリア、デンマークの政府や企業など海外からの参加もありました。
新発想のプロペラを持つ風車や最新の太陽熱利用機器など実物に触れられる展示のほか、実用化間近の研究成果などのパネル展示もあり、熱心に情報収集をするビジネスマンの姿が目立ちました。特設ステージではワークショップやプレゼンテーションも実施され、多くの来場者が耳を傾けていました。
休憩スペースに横付けされたトラックは「ソーラートラックステージ」。屋根に搭載した太陽光パネルで発電する移動式ステージです
※1
再生可能エネルギー協議会(JCRE)
http://www.renewableenergy.jp/council/
※2
財団法人 新エネルギー財団
http://www.nef.or.jp/pamphlet/index.html
※3
一般社団法人 新エネルギー導入促進協議会
http://www.nepc.or.jp/topics/2010/0520_2.html
注:平成22年度の募集は終了
併設の「PVJapan2010」も大盛況
期間中、同じ展示ホールで「PVJapan2010」※4が開催されました。太陽光発電関連の大手企業が出そろい、新商品を持ち寄りました。商談スペースのあるブースも多く、最先端の技術・サービスなど、主に企業向けの情報が豊富に展示されました。
ここで「PVJapan2010」の展示を1つ、トピックとしてご紹介します。レンズ式の集光型太陽光発電システムです。レンズで光を集めるので、同じ大きさの平面パネルと比べて非常に効率良く発電できます。小さな面で光を受け取るため発電セルに使う半導体を減らせて低コスト・省資源です。さらに付加価値として、導入企業にメリットを与えるのが、その見た目です。通常の太陽光パネルは青や黒ですが、これは明るく輝く透明色。屋根でなく地上に設置することもあり、高いPR効果を発揮します。
大同特殊鋼※5は、日本でいち早く集光の可能性に着目したメーカーです。約10年間の研究を経て2009年6月、法人向けに同システムの販売を始めました。これまでに大学や研究所などが導入しています。集光レンズは、灯台に使われている「フレネルレンズ」を応用した同社オリジナルの形状で、5mm厚のプラスチック製です。フレームもアルミ製にして軽量化を図りました。光が常にレンズの正面から入るように、パネルは太陽を追尾します。風を受けても倒れないように、パネルを支えるポールを頑丈な台に固定しますが、軽自動車1台分のスペースも取らないので、駐車場内で発電し売電するといった土地の立体利用が可能です。
※4
「PVJapan2010」 http://pvjapan.org/ja/index.htm
主催:太陽光発電協会(JPEA)、SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)
※5
大同特殊鋼 http://www.daido.co.jp/products/cpv/index.html
太陽エネルギーでは「太陽光発電」と「太陽熱利用」が新エネルギーに指定されています。PVJapanの盛り上がりを見ても、現在の主流は太陽光発電ですが、実は、エネルギー変換効率で比べると太陽熱利用の方が約4倍も優秀です。次回は、太陽熱利用などの展示例をご紹介します。
「第5回 新エネルギー世界展示会」レポート バックナンバー(全4回)
・第1回 新エネルギーの最新情報が一堂に集結
・第2回 熱利用がもつ大きな可能性
・第3回 進化する風車のカタチ
・第4回 小川や動植物から生まれるエネルギー
2010年6月30日(水)から7月2日(金)まで、パシフィコ横浜で「第5回 新エネルギー世界展示会」が開催されました。会場には太陽光発電に関する総合イベント「PVJapan2010」も併設され、来場者は3日間で4万人を超えました。
初日の早い時間からビジネス目的の来場者でにぎわう会場
企業・大学・政府など多様な主体が出展
新エネルギー世界展示会の主催者は、化石燃料からクリーンエネルギーへの転換を目指して活動している「再生可能エネルギー協議会」です※1。展示会の名前にもある「新エネルギー」とは、国の法律で定められた特定の再生可能エネルギーのこと。実用段階に達しているけれど、経済性が理由で普及が十分でない石油代替エネルギーであることが条件で、現在10種が指定されています※2。
新エネルギーは国が補助制度※3を設け積極的に支援しているため、展示会には政府、財団、企業、大学や研究機関など、さまざまな主体が全国から集まりました。ブース数は計87で、ドイツ、イタリア、英国、オーストラリア、デンマークの政府や企業など海外からの参加もありました。
新発想のプロペラを持つ風車や最新の太陽熱利用機器など実物に触れられる展示のほか、実用化間近の研究成果などのパネル展示もあり、熱心に情報収集をするビジネスマンの姿が目立ちました。特設ステージではワークショップやプレゼンテーションも実施され、多くの来場者が耳を傾けていました。
休憩スペースに横付けされたトラックは「ソーラートラックステージ」。屋根に搭載した太陽光パネルで発電する移動式ステージです※1
再生可能エネルギー協議会(JCRE)
http://www.renewableenergy.jp/council/
※2
財団法人 新エネルギー財団
http://www.nef.or.jp/pamphlet/index.html
※3
一般社団法人 新エネルギー導入促進協議会
http://www.nepc.or.jp/topics/2010/0520_2.html
注:平成22年度の募集は終了
併設の「PVJapan2010」も大盛況
期間中、同じ展示ホールで「PVJapan2010」※4が開催されました。太陽光発電関連の大手企業が出そろい、新商品を持ち寄りました。商談スペースのあるブースも多く、最先端の技術・サービスなど、主に企業向けの情報が豊富に展示されました。
太陽エネルギー普及をリードする企業が勢ぞろい(写真は出展社の一例)
ここで「PVJapan2010」の展示を1つ、トピックとしてご紹介します。レンズ式の集光型太陽光発電システムです。レンズで光を集めるので、同じ大きさの平面パネルと比べて非常に効率良く発電できます。小さな面で光を受け取るため発電セルに使う半導体を減らせて低コスト・省資源です。さらに付加価値として、導入企業にメリットを与えるのが、その見た目です。通常の太陽光パネルは青や黒ですが、これは明るく輝く透明色。屋根でなく地上に設置することもあり、高いPR効果を発揮します。
大同特殊鋼※5は、日本でいち早く集光の可能性に着目したメーカーです。約10年間の研究を経て2009年6月、法人向けに同システムの販売を始めました。これまでに大学や研究所などが導入しています。集光レンズは、灯台に使われている「フレネルレンズ」を応用した同社オリジナルの形状で、5mm厚のプラスチック製です。フレームもアルミ製にして軽量化を図りました。光が常にレンズの正面から入るように、パネルは太陽を追尾します。風を受けても倒れないように、パネルを支えるポールを頑丈な台に固定しますが、軽自動車1台分のスペースも取らないので、駐車場内で発電し売電するといった土地の立体利用が可能です。
集光型太陽光発電システム。レンズがキラキラと輝き、来場者の目を引きます
※4
「PVJapan2010」 http://pvjapan.org/ja/index.htm
主催:太陽光発電協会(JPEA)、SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)
※5
大同特殊鋼 http://www.daido.co.jp/products/cpv/index.html
太陽エネルギーでは「太陽光発電」と「太陽熱利用」が新エネルギーに指定されています。PVJapanの盛り上がりを見ても、現在の主流は太陽光発電ですが、実は、エネルギー変換効率で比べると太陽熱利用の方が約4倍も優秀です。次回は、太陽熱利用などの展示例をご紹介します。
「第5回 新エネルギー世界展示会」レポート バックナンバー(全4回)
・第1回 新エネルギーの最新情報が一堂に集結
・第2回 熱利用がもつ大きな可能性
・第3回 進化する風車のカタチ
・第4回 小川や動植物から生まれるエネルギー
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